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2012.03.10

PucaPuca 回航 4

未明の金沢港沖、暴風と高波にもみくちゃにされながら
PucaPucaはヒーブツー(Heave to)状態で夜明けを待っていました。
そして、うっすらと明るくなった頃、やっとの思いで金沢港に入ったのでした。

私が実際Pucaを見に行ったのはその日の夜。
まだまだ風が強く、船体が岸壁に押しつけられ、ひしゃげていました。
風が落ちる気配が無いので、係留場所を変えることに。
大野川の河口に少し入った、台船の陰に移動します。
真っ暗な冬の海。
サーチライトで照らしながら、ゆっくりと台船に近づきます。

台船の側面に取り付けられている、大きなタイヤ(直径が自分の身長位)に
飛び移ってロープを舫わなくてはならないのですが、怖くて足が竦むばかり。
タイミングを逸し、船は台船から少しずつ離れてしまいます。
そこへ船長Rokiさんが飛んできて、私から舫いロープをひったくり
台船のタイヤに向かってジャンプ…
かなり無理な体勢でしたが、なんとかタイヤにしがみつきました。

結局私は何も出来ずに、固まっていただけ。
船はなんとか台船に固定され、さっきまでの波が打ち寄せる岸壁とは
打って変わって、静かに揺れる程度になりました。

これで、ひと心地ついた気分になりましたが、まだ金沢港。
ここからさらに二日間かけて能登半島を回り、中島町西岸の
ホームポートを目指します。
ここからの回航は、船長Rokiさんとへなちょこクルーの私の二人。

明朝5時ごろに金沢港を出港。
明るいうちに輪島港に入る予定です。
防波堤をかわすたびに、波が高くなっていきました。
パソコンで海図を見ながら、進みます。
風が強いため波も高く、目の前に現れた波の山をのぼり、また下り、
の繰り返し。
お陰で私は気分が悪くなって来ました。
「酔ってきたら、舵を持ってるといい」と言われ、舵を渡されました。
しかし、パソコン画面に表示される海図の、進行方向を示すライン通りに
真っすぐ走れません。
「おーい、このままいったら岸にぶつかるぞ。それに無駄な距離を走ってる」
分かってはいるのですが、船の舵は車とレスポンスが全然違うし、進行方向の
目標物も遠くて見失いがちです。
気分も相変わらず悪い…へなちょこクルーのへなちょこたる所以です。

悪天候のためか、わたしの迷走のためか、日が暮れかけても輪島港は
まだ見えず。
暗くなってから港に入るのは、辺りが見えにくいため危険です。
港湾案内図(港の地図。防波堤や灯台、港の設備などが載っている)を
よく読んで、入港に備えます。

つづくー。次でラストか!?
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